- 作者: 米原万里
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/06/01
- メディア: 文庫
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同時通訳者仲間の裏話のような軽く読める話から、
言語と異文化理解について、英語一辺倒の日本社会への警鐘など、むつかしい話まで。
どうもこの方のエッセイは、実際以上にむつかしく感じられると思ってたが、その理由が本書で分かった。
なるほど。小学生くらいの年齢の時期に何を学ぶかは、重要なことなんですね。
「日本語のここが乱れとる、けしからん」(中略)「こうあるべきだ」(本文より)
という論調があまり好きでないという著者。
分かる!
日本語という文化について、“正しい”ものを残したいという気持ちは共感するし、必要な意識だと思う。
でも“正しい”“美しい”日本語を話せ!という(しばしば年配の)人の書いたものを読むと、
イラッとくることが多いのも事実。
なぜかは分からない。
書き方が偉そうなせいか。
または、出会った若者の言葉をいちいち直してる日常をひけらかしてるせいか。
ある程度は良いよ。でもいちいち一言一言直されたら・・・
しかも、自分の孫のように嫌なら逃げられる相手なら良いが、レストランのウェイトレスとか・・・
おっと話がそれました。
面白い本でした。たまに出てくる下ネタも(笑)
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