- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1988/10/01
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- 作者: 司馬遼太郎
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前半はフランシスコ・ザヴィエルづくめという感じ。
昔、教科書か何かで見た絵のイメージしかなく、
面白みのないただの中世的聖職者という認識しかなかったですが、
この本読んで、イメージ変わりました。
一人の若者の人生の遍歴が、生き生きと伝わってきます。
後はバスク人についてや、スペインがいかに多種多様な文化に染められてきたかについて、
大航海時代についてなど書かれてます。
バスク地方の風景描写にうっとりしながら読みました。
印象的だった箇所をひとつだけピックアップ。
「ヨーロッパでは、昼と夜のあいだに夕方という時間帯があって、この時間を楽しむための文化がある」(本文より)
この時間に音楽会に行ったり散歩をしたりするんだそうだ。
「日本にはむかしからそういう昼と夜のあいだはなかった。ひとつには、水田農耕というとめどもない忙しい産業がつくりあげた社会だからだろう」(本文より)
うん。ないね。確かに。
言われてみれば納得だけど、言われないと気づかない。
ところでイエズス会だけでなく、カトリックの聖職者が施設の中で教師をしていたら、
私的には俸給を受け取らないって本当?
じゃあ母校のシスターの先生方は、私的には無給で働いてたの・・・?
だとしたらスゴイ・・・。
ナメてかかったりしてすみませんでした・・・。
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