- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2008/08/07
- メディア: 文庫
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でも隣の国のことは知りたい。というわけでこれを読んでみました。
新羅や百済など、遥か昔の国々の跡をたどる旅でした。
といってもやはり、デリケートな話題に触れることはしばしば。
表現ひとつひとつにかなり気を遣って書いてらっしゃるように感じました。
・・・ただ個人的には、
穏便に済ませるために言葉を選んでいる部分もあれば、
その逆、異論覚悟であえて言い切るという意味で言葉を選んでいる部分もあるなあと感じました。
日本は儒教の影響を受けたにせよ、それは表面的なもの。
韓国はそうではなく、身体の隅々まで儒教が染みこんでいる。
そんな儒教においては、男性でさえも人前で裸になるなんて野蛮極まりないんだそうで。
日本人の男性は、暑い時なんか上半身裸になってもさしておかしくないですよね。
(現代では多少違和感あるかもしれないけど・・・)
そういうあたりからの、日本のイメージとか。
「倭」という言葉の意味についてとか。
アジア型国家とはどういうものか。
そして日本はどうしてそこからぽろっと外れ、
おかげで汚職がはびこり腐敗しやすい体制にならずにすんだかとか(現在は知りませんよ)
韓国は大陸と陸続きの半島であるために、
日本と違って、昔からどれだけ苦労してきたか、とか。
と、まあ、これは今思いだせるごく一部の内容に過ぎませんが、
日本を知るには、韓国・中国との比較が外せないものだということが、よく分かりました。
韓国の歴史も面白そうだな。
韓流スターを見る視点が、少し変わりそうです。
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