- 作者: 永井路子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1992/11
- メディア: 文庫
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恋愛が主軸なので、読みやすかったです。
「火の恋」が好きだな。めっちゃときめいた。特に出会いのシーンあたりvvv
「黒馬の来る夜」もいいなあ。
しかしね!ストーリーは読みやすいんだけど、
あの複雑な人間関係っていうか婚姻関係、何とかしてほしいね!
母が違えば兄妹の結婚はごく普通(!!!)
それ以外の近親者との結婚も普通。
それが繰り返されるから、もう誰が誰のどういう関係なんだか頭ごちゃごちゃ!
ひどいのになると、ある女性から見て異母妹でありいとこである人(父に母が姉妹で嫁いだってこと)を、
その女性の息子と結婚させるとかね!
何が何だか訳分かりません。
これは史実なので、作者のせいでは全然ないけど。
まあこういう複雑な親族関係にはまるのも、古代日本の小説を読む醍醐味なのかもしれませんが・・・。