その日暮らし

精神的その日暮らし

おごそかな渇き

「おごそかな渇き」山本周五郎著、新潮文庫



山本周五郎の作品、初めて読みました。
(・・・と思ってけど実は『さぶ』を既読だった。作者名覚えてなかった。まあそれは置いといて)
たくさん映画化などされて、人気のある作家さんなんだねー。
私が読んだのは短編集で、収録作品は以下のとおり。
「蕭々十三年」「紅梅月毛」「野分」「雨あがる」「かあちゃん
将監さまの細みち」「鶴は帰りぬ」「あだこ」「もののけ」「おごそかな渇き」
義理人情ものというのだろうか。
私がよく読む歴史もの、例えば司馬遼太郎とは雰囲気が違う。
こういうのはこういうので、楽しく読みました。
「雨あがる」は映画化もされたらしいが、なんか二人のこれからが悪い意味で気になっちゃって。
本当にこのままでいいの?みたいな。
だから後味スッキリな「かあちゃん」のようなのが好き。
「紅梅月毛」の恋心(ではないけれどそれに近い感情)の描き方もいいですね。
「あだこ」も良かった。かわいい。ドキドキする。
もののけ」は雰囲気が他と違ってて、前半のコントのようなかけあいに笑。
「おごそかな渇き」は未完なんかい!知らずに読んでて変なところで終わってガッカリした。
昭和十年代に書かれたものもあるけど、全然古さや読みにくさを感じませんでした。
他の作品もいずれ読んでみよう。






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