その日暮らし

精神的その日暮らし

【読書】遠い太鼓

 

 

村上春樹が1986年~89年、ヨーロッパに滞在していた時に、
少しずつ書いたエッセイをまとめたものです。
ギリシャ・イタリアがメインというか、ほとんど。

 

以前読んでめちゃくちゃ面白かったので再読したのですが、
めちゃくちゃ面白い。

 

村上春樹お得意の、ほんの少し皮肉を効かせたユーモアで全編書かれています。
(時々、ヨーロッパとは関係ない、非常に内省的な章も混ざります)
(それはそれで興味深くて良い)
とにかく笑える。
読んでいて気分はギリシャ・イタリア。
楽しい気持ちになれる。
あまり目にしない、夫婦のやり取りも書かれていて、これも笑える。
でもイタリアの人は怒るかもなあー。
事実だろうけど、すごいこと書かれてるもんなー(イタリア編はほぼ悪口・・・)。
これ、イタリア人は生活が大変じゃないのかなあ・・・。
少なくとも、きっちりが当たり前の日本人には耐えられないだろうなあ・・・。

 

そしてさすが村上春樹
笑える合間に、軽く挿入されたちょっとした文章だけで、読者の目の前に、
うっとりするような田舎の美しい風景を描きだしてくれる。

 

読み終わるのが残念なくらい楽しい本です。

 

 

 

 

 

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