その日暮らし

精神的その日暮らし

不確かな壁

人里に出てきた熊を駆除すると、
アホな抗議電話がたくさんかかってくるらしい。
そんな(自称)熊思いの皆さんには、ぜひ、現地に来て頂いて、
自分たちの手で、かわいそうな熊たちを保護してもらえたらと思います。

 

それでいろいろ読んでいて思ったこと。
頻繁に目にするのが、
「熊が出ない地域の人には分からない」
という言い方。
他の問題についても、例えば、
現在子育てに追われている人に対し、訳分からん意見を言ってくる奴についての文句で、
「子育てしていない人には分からない」
という言い方。
それはもちろんその通りで、当事者にしか絶対分からないこと、切実さ、というのはある。
しかし、普通にニュースや情報に接し、まわりの人の話を聞いたり、様子を見たりしていれば、
「熊はヤバい」
「子育てはめちゃくちゃ大変で、子どもはまったく思い通りにはならない」
等、基本的なことは理解できるはず。
できるだけ公平な目でまわりに関心を持ち、想像力をちょっと働かせていれば、
他人の苦しみであっても共感はできるし、
少なくとも当事者に非情な言葉を投げかけたりはしない。
当事者にしか分からないことは絶対にあるけども、
当事者でなければ分からない、と、
非当事者と、アホな意見を押しつけてくるバカを、同一視してはいけない。
それは、当事者と、非当事者の間に壁を作ることにもなってしまう。

 

ま、うちは川向こうとはいえ、熊出たことあるので、
これについては当事者寄りかな。
・・・・・・熊は怖いです・・・

 

 

 

 

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