日本人なら知っておきたい日本文学

日本人なら知っておきたい日本文学　ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典

あの抱腹絶倒コミックエッセイ『日本人の知らない日本語』のコンビが送る最新作！
文学ってあるけど、エッセイや日記が多く取り上げられているので、歴史の匂いも結構するかな。
どの人物の章も爆笑だったけど、あえて一章選ぶなら、
『今昔物語集』より「源頼光」かなっ。
古文で読むと、重々しく感じるであろう話も、
こうして漫画でツッコミ入れながら読むと・・・なんでそんなにアホなん！？みたいな。
頼光とは別になるけど、大根の話もすごいね！これはツッコまずにはおれないね！


『更科日記』に描かれた物語大好き少女っぷりには、学生時代大いに共感したものです。
この本にも引用されてるけど、源氏物語を全巻手に入れて、
「后の位も何にかはせむ」（＝お后の位だって問題にならないわ）（本文より）
と喜ぶところなんか、深くうなずいた。
が、一部しか読んでないので、まさかこんな面白キャラが出まくる日記だったとは・・・。
笑えて古典にも興味が持てる、おトクなエッセイだと思います。


そうそう、学生時代に一番好きだったあの話も紹介されてて嬉しかったです。
巨匠Ｍ氏も影響を受けたというアレ。（これだけで分かる方は分かるでしょうな）
あの終わり方は、やはりすごい終わり方なんだ・・・。あれはないよね・・・。



参考。

日本人の知らない日本語

日本人の知らない日本語2

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