その日暮らし

精神的その日暮らし

海に住む少女

海に住む少女 (光文社古典新訳文庫)

海に住む少女 (光文社古典新訳文庫)

短編&掌編小説集です。
美しく幻想的、そして哀しい。
その哀しさは、深く冷たい水底で、細い針に心を刺し貫かれるような感じ。
ガルシア=マルケスにどこか似てると思いながら読んでたのだけど、
そう思うのは私だけではないようです。
作者の両親はフランス人。ウルグアイで生まれ、10歳の時にフランスに戻り、
以後ウルグアイとフランスを行き来したらしい。
どちらも中南米だから似ている・・・と、ひとくくりにするのはちょっと無理がある気がするが。