その日暮らし

精神的その日暮らし

海辺のカフカ

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

海辺のカフカ (下) (新潮文庫)

海辺のカフカ (下) (新潮文庫)

15歳の誕生日がやってきた時、“僕”は家を出て遠くの街へ行き、
そこにある図書館の片隅で暮らすようになった。
そこで出会った人たち、そしてナカタさん。
ものごとが少しずつ動いていく。




視点が異なる章が交互に現れてくるのですが、
“僕”の視点で書かれた章は、「〜する。〜する」という書き方で、
「〜した。〜した」という書き方に慣れた私(たち)には、最初読みにくかった。
もちろん、作者はわざとしたんでしょうけど。
全体的に難解に感じました。昔の長編に比べるとずいぶん。
だから読むのに時間がかかった。
ナカタさんと星野さんのコンビがとてもいい。
星野さん絡みでは、素でプッと吹きだしちゃう会話もしばしば。
物語とはまったく関係ないけど、四国の町を描写するシーンで、
マクドナルド、ファミリーマート、ローソン、
など並べてある中にセブンイレブンがなく、
そういえば四国に近々(すでに?)初めてセブンが進出するって、
こないだ新聞で読んだばかりだなと。
この小説は10年くらい前のものだもんなと。
一人勝手に納得する。
これも物語とはまったく関係ないけど、
広島への言及がやたらと目につくのは気のせいでしょうか。
物語の舞台には一切ならないのに、「広島の大学病院」とか、生まれが広島とか。
作者が書いてて気づかないわけはないと思うんだけど、
何か理由があるんかなあ。不思議だなあ。






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