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国盗り物語

国盗り物語〈1〉斎藤道三〈前編〉 (新潮文庫)

国盗り物語〈1〉斎藤道三〈前編〉 (新潮文庫)

岐阜城を眺めた後、旅行中に読了。
長かった・・・。3ヶ月かかりました。
前半(1・2巻)の主人公は斎藤道三
マムシの道三が美濃の国を盗っていく姿を生き生きと描いてます。
エンタメ寄りで、荒唐無稽な展開や扇情的な箇所多し。
それはないだろ・・・と思いつつ、スピード感があふれているので、
どんどん読んでしまいます。
後半(3・4巻)の主人公は織田信長
実際は明智光秀の方が主人公という気がしますが・・・。
道三の後継者的な立場の二人が、
自分の道を切り開き、出会い、やがて反目し本能寺の変へと至る姿を描いてます。
前半の荒唐無稽な展開はなくなり、普通の歴史小説の趣となります。
これはこれで落ち着いて読めるのだけど、
前半と比べてスピード感は落ちたので、3・4巻にだいぶ時間がかかりました。


道三編では、伏線と思われた箇所が回収されてないものが複数あり、
とっても気になるんですけど!あの人はいったい誰だったのよ!?・・・とモヤモヤ。
しかし“マムシの道三”が気になっていたので、この小説で細かく知ることができて良かったです。
マムシの道三”という呼び名はいいよね。
“鬼の吉川”もしかり。
関係ないけど“鬼の吉川”は広島県北部のどこかを支配していた家で、
この家から毛利元就正室をもらってます。
正室の死後、元就は吉川家を飲みこんでしまいます。(元就の次男が養子として入った)
そういえば、“マムシの道三”の娘(濃姫)は信長に嫁いだけど、
道三の死後しばらくして、信長は道三の美濃の国を我が物にしました。
なんか似てるなあ、と勝手に思ってみる。



岐阜城は、小説から抱いたイメージでは、
毛利元就の郡山(こおりやま)城のような、低めの山全体をまるごと城にする、
といったものかと思っていました。
だから実際に岐阜城および金華山を目にして、おや違うのかと。
現地に行ってみるのは、やっぱり大事ですね!

国盗り物語〈2〉斎藤道三〈後編〉 (新潮文庫)

国盗り物語〈2〉斎藤道三〈後編〉 (新潮文庫)

国盗り物語〈第3巻〉織田信長〈前編〉 (新潮文庫)

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国盗り物語〈第4巻〉織田信長〈後編〉 (新潮文庫)

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