その日暮らし

精神的その日暮らし

マンガでわかる統合失調症

マンガでわかる! 統合失調症

マンガでわかる! 統合失調症

Aさんは知り合いにこの病気にかかっている方がいます。
失恋が原因だったそうです。
Aさんは彼女のことをよく知るために、この本を読み、いろいろ理解できたそうです。
私も、知り合いにこの病気にかかっている人がいると言ったところ、
Aさんがこの本を貸してくれました。
字が多めのコミックエッセイ。
病気の症状から病院の選び方、治療の過程や公的サポート資源についてなど、たくさん情報が載ってます。
以前Aさんに、患者本人が自分の幻聴等の体験を書いた本を借りたことがあります。
それはありのままを書いたぶん、ちょっと怖い内容で、
この病気のイメージも怖いものになりました。
しかし、この本はそうではありません。
作者の母親は34年間この病気と付き合ってきていて、
作者は試行錯誤しながら母親の病気と対峙してきました。
暗い部分についても書いてあるけど、
少しでも幸せに生きていくために、病気とどのように付き合っていけば良いか、
を主眼とした本です。
すごく特別な病気のイメージがあるけど、
100人に一人の割合で発症するそうで、決して珍しい病気ではないらしい。
知りませんでした。



終章が印象的でした。
この病気は「人類がアフリカで誕生した時から存在する疾患で」
「人類の始まりから現在まで有病率は1%である」
ということはつまり「人類が種として生き残っていくために必要な疾患というコト」なんだそうだ。
もしかしたら、古い時代には、
幻聴が聞こえる人は、神の声が聞こえる人として尊敬されてきたのかもしれない。
とても参考になった一冊でした。






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