その日暮らし

精神的その日暮らし

【読書】詐欺師の楽園

 

20世紀初頭あたりと思われる欧州のどこか。
風変わりな環境で育った少年は、
天才贋作画家である、おじのもとへ向かう。
あれやこれやの詐欺師たちの、波乱万丈な物語。

 

佐藤亜紀さんが帯で絶賛しています。
確かに佐藤亜紀さん好きは気に入ると思う。

 

面白かったけど、
設定が壮大なわりに、小ぶりにまとまっているような気もする。
詐欺師の話だけあって、展開は読めません。
風刺や社会批判が盛りこまれているらしいけど、
古い小説なので、分かる部分と分からない部分と。

 

きれいな装丁の本だったので、
1953年に出版されたもので、
作者も訳者もとうの昔に亡くなっているということに驚いた。
作者の経歴を読むと、なるほどこういう経歴じゃないと、
こういう話にリアリティー持たせて書くのは難しいよなあと思う。

 

 

 

 

↓↓広島ブログ、参加してます。一日一クリックお願いしま~す(^^)/
http://www.hiroshima-blog.com/wj.php?cd=01ix